遅延測定ユニット株式会社光パスコミュニケーションズ

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遅延測定ユニットDPN2011B/GPSモジュールDPN2015B/タイミングキーパDPN2016A

 映像遅延の評価にはその定量測定が不可欠です。遅延測定ユニットDPN2011Bは伝送方式のいかんにかかわらず、映像撮像・伝送・表示部からなる被測定システムの映像遅延時間(Glass to Glass、G2G遅延と称します。)を正確に測定するための機器です。遅延測定ユニットDPN2011Bはトリガとなる電気信号でLEDランプを明滅させ、そのON⇔OFFをカメラ⇒伝送系経由モニタ上に表示、モニタ上のLEDランプ明滅像のOFF⇒ON/ON⇒OFFをフォトダイオード(PD)で電気信号に変換してカメラからモニタまでトータルのG2G遅延時間を
PC制御オシロスコープと専用ソフト「AccuLatencyII」で簡単に取得・記録が可能です。
 GPSモジュール(型名:DPN2015B)はDPN2011Bを使って遠方の2地点間の映像遅延を測定するためのユニットです。DPN2015BはGPS衛星からの1秒周期パルス信号を地上で受信して1秒、5秒、10秒、20秒周期のタイミングが正確に同期したパルス信号をどこでも発生させることが可能です。DPN2015Bを2セット用意し、カメラが置かれた地点でDPN2015Bの正確なパルス信号を用いてLEDランプを明滅させ撮像、もう一方は映像伝送系を介してモニタ上でLEDランプ像が明滅している地点に置かれたDPN2011B本体に接続します。GPSパルス信号をDPN2011Bの駆動信号発生部の代わりにオシロスコープ・トリガ信号用に用いることによって離れた2地点間でLEDランプ明滅像の遅延、すなわち映像遅延測定が可能になります。
 DPN2015Bを用いて遅延測定をおこなう場合、測定中はGPS衛星からのパルス信号を受信している必要があります。一方、GPSパルス信号は衛星の位置や屋内では受信が難しい場合もあります。このためDPN2015BがGPSパルス信号を受信している間にパルス・タイミングを写し取れるユニットがタイミングキーパDPN2016Aです。
 DPN2016AはOCXO(恒温槽付水晶発振器)を搭載するとともに、バッテリー給電で長時間にわたって正確なタイミングを保持できます。このため離れていて、かつGPSパルス信号の常時受信が難しい2地点間で、DPN2015Bとタイミングを同期させたDPN2016Aのパルス信号を基準として遅延測定が可能になります。
 さらに一方のDPN2016Aのパルス信号をもう一方のDPN2016Aのタイミングと同期させることが可能です。この場合、DPN2016Aのパルス信号はGPSパルス信号とは同期していませんが、一方のDPN2016Aを遠方へ持ち込むことによって、2地点間で映像遅延測定が可能になります。この使い方は工場や大学等、広い敷地内にある別建屋間の映像遅延測定に有効です。なお測定終了後にDPN2016AをGPSパルス信号受信中のDPN2015Bまたはタイミングの受け取り元のDPN2016Aに再接続することによって、0.1ミリ秒の表示分解能でタイミング保持状態を確認できます。

製品情報

製品分類 計測・解析用機器
カタログ
カタログ名 HPC-G2024050102
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株式会社光パスコミュニケーションズ 営業担当

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